市川市内で新型インフルエンザ集団感染が中学・高校・大学など11件も発生。

先日、8月3日付で「新型インフルエンザ つくし保育園で10人以上集団発生」(http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/51235098.html#comments)とブログを書きましたが、今日調査したところ、このつくし保育園での事例を含め、7月下旬から今日までの約1ヶ月間で、新型インフルエンザの集団感染が市内で、これまで11件も発生していることが明らかになりました。

つくし保育園の事例以降、市川市から市川市議会または市議会議員に対して、新型インフルエンザに関する情報は一切なく、あまりにも情報がこないため、市川市はじめ、各種関係機関などに調査を行ったところ明らかになったものです。

最新のものでは、8月17日に確定した市川学園中学校テニス部が集団感染したほか、8月11日には市川市立福栄中学校と市川市立第一中学校のサッカー部が合同で福島県に合宿中に集団感染が確定していました。

この他にも、8月に入ってから市内県立高校で合宿中に集団感染、市内私立高校でも合宿中に集団感染、市内私立大学でも集団感染、市内県立の福祉施設でも集団感染、さらに東京歯科大市川総合病院内でも集団感染と合計8件の集団感染が起こっていることが明らかになりました。

この8件というのは、「新型インフルエンザに感染した人が8人いました」ということではなく、施設やグループなどで「新型インフルエンザが大量に発生してしまった」集団感染が8件もあるということです。

7月下旬からで見ると、ブログで報告したつくし保育園からはじまり、市内私立中学校、市内私立高校でも集団感染が起こっており、この約1ヶ月の間に市川市では、新型インフルエンザの集団発生が11件も起こっていたことが明らかになったわけです。

市内における新型インフルエンザの急激な拡大に驚いたこと以上に、こうした情報について、市川市の健康スポーツ部、教育委員会などに確認したところ、市川市立中学校の2例を除いて、こうした市川市内で発生してしまっている集団感染の情報をまったく把握していないということに唖然としました。
また、教育委員会は、管轄している福栄中と市川一中と2つの市川市立中学校で集団感染が発生した事例についても、ホームページなどの新型インフルエンザ情報でも一切公表していないほか、議会や議員に対しても一切の報告もありません。
それどころか、議員が市民の安全確保のために情報を要求しても、学校名すら明らかにしません。
自分たちだけで安全確保ができると思っているのなら、少なくとも必要な情報ぐらいは、すべて集めてもらいたいと思いますが、安全確保どころか、情報すら収集できない。
それどころか情報を集めようとすらしていない。
何が必要な情報なのかも分かっていないのではないかと心配になるレベルです。
自分たちだけで安全確保ができないことを認識するのであれば、少なくとも市が持っている情報については、市民と情報の共有を行うべきなのではないでしょうか。

危機管理の対応として、あまりにもお粗末な対応に、市川市は市民の命や安全を本気で守ろうとしているのか、本当に心配になります。

ここ数日、マスコミなどで、「冬を待たずに新型インフルエンザが本格的に流行開始」などという報道がされています。
個人的には、世間やマスコミの新型インフルエンザに対する関心が薄れていただけで、このブログでも書いているように、少なくとも市川市の状況から見れば、この間も新型インフルエンザの患者数は、常に伸び続けています。
ただ一方で、各地からは、新型インフルエンザ患者の死亡や重症例などの報告などが相次いできており、そういう意味でも、もう一度、みなさまにも真剣に新型インフルエンザへの関心を持って頂く必要があるのではないかと思うのです。

今回報告した11例は、集団感染の事例だけであり、すでに千葉県は全数把握をしなくなっているために正式な数は分かりませんが、個々で新型インフルエンザにかかっている事例は、この他にもごまんといると考えられます。

こうした中で、市民のみなさまに安全を確保して頂くためには、すでにそれぞれが感染しないように対策するしか方法はないようにも思いますが、こうした対応を市民のみなさまが取るためにも、少なくとも現状がどうなっているのか、しっかりと情報を伝えていくことが行政には求められているのではないでしょうか。

以前、ブログで「市川市新型インフルエンザ(A/H1N1)対策行動計画のお粗末」(http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/51228752.html)と書きましたが、市川市が今回の新型インフルエンザ用に改めて作った市川市新型インフルエンザ(A/H1N1)対策行動計画の中では、「患者(濃厚接触者)発生の情報の適時の入手を重視する」となっていますが、現状は、書いた通りです。

この間、行動計画の修正や、情報収集のあり方の修正など、改善案を提示し続けていますが、対応があまりにも遅いのが現状です。

市民の命や安全を一体どう考えているのでしょうか。
組織だけ早くから作って、さんざん税金から予算を使っておいてこの有様。
危機管理のズサンさは、もちろん。
市長の市民の命と安全に対する認識とリーダーシップを疑います。

これからさらに感染が拡大する秋、冬に向けて、対応は早急に行わなければ、取り返しのつかないことになるのではと危惧しています。

市民のみなさまの声もお聞かせ頂ければと思います。