政令指定都市化住民アンケート世代別分析

a2cd3fe1.jpg先日、東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会報告書が郵送されてきました。

以前からこのブログでも報告させてもらっているように、19~20年度に市川・船橋・松戸・鎌ヶ谷の4市で東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会をつくり、合併・政令指定都市化などについて研究しいたのですが、その最終報告書が取りまとまったということでの報告です。

議会でも、2年もかけて研究してこの程度かといった感じで、本気で合併する気があるなら、財政状況などを中心にさらなるデータの収集と分析などを行うべきだったのかとも思うのですが、今回、最終報告になるにあたって、市民のみなさまに協力頂いた住民アンケートの報告が載っていたので、そのことについて触れておこうと思います。

住民アンケートは、市川・船橋・松戸・鎌ヶ谷の4市に住む20歳以上の市民1,000名ずつ計4,000人を対象としてもので、住民基本台帳からの無作為抽出、郵送法によって、20年11月14日~11月30日に行われ、回収数は全体が43.3%、市川市は401件・40.1%、船橋市は38.7%、松戸市は43.0%、鎌ヶ谷市は50.8%でした。

今回の4市共同研究について市川市内で30.9%しか知らないなど問題も明らかになりましたが、一方で合併政令指定都市化については市川市で賛成22.2%、どちらかと言えば賛成31.2%と合わせて53.4%と現段階で過半数を超えているというのは、明るい材料でもあるようにも思います。

今回は、こうしたアンケートから、世代別のアンケート分析を載せておこうと思います。
年齢別の回答者数は20歳代9.9%、30歳代15.1%、40歳代16.3%、50歳代18.1%、60歳代23.4%、70歳代16.8%とバラツキがあるので、この点については考慮してもらえればと思います。

添付したグラフは、住民アンケートの年齢別結果から、「近隣市と合併して政令市を目指すことの賛否」を「賛成」を3点、「どちらかといえば賛成」を1点、「どちらかといえば反対」を-1点、「反対」を-3点として要望度を世代ごとに計算したもの。
また同様に「柱① 160万人の市民力で想像する都市」「柱② 一人ひとりの成長を支援する人づくり都市」「柱③ 女性や若者にとっても働きやすいワークライフバランス都市」「柱④ 生活をより良くする産業を創造する都市」「柱⑤ 良好な自然環境・地球環境と共生する都市」「柱⑥ 徹底した安全と高い安心を保障する都市」「柱⑦ 持続的な都市の成長を支える、スリムで質の高い、開かれた行政」の7項目を「大いに重要」を3点、「やや重要」を1点、「あまり重要でない」を-1点、「まったく重要でない」を-3点として要望度を世代ごとに計算したものを、グラフ化したものです。

あれこれ分析してもいいのですが、ブログですので、グラフ1枚で説明できるようにとまとめてみました。

このグラフを見ると、世代によって求めるものが異なっていることが分かります。
政令指定都市化の要望は、全体的に少ないという残念な結果になりましたが、とくに若い年代の共感は低く、年齢が高くなるほど共感が増えてくる傾向にあります。
とくに面白いのは、この政令指定都市化の要望と柱①の160万人市民力でで想像するはほとんど同じカーブを描いており、政令指定都市化をめざす人は、高齢でスケールメリットを掲げている人が多いことが表れています。
逆にこのカーブと対照的なのは、柱②、柱③のカーブです。
一人ひとりの成長支援やひとづくり、女性や若者のワークライフバランスについては、若者の関心が高く、高齢者の関心が低くなっています。
政令指定都市化との関係性については、これだけでは分かりませんが、若い世代はむしろ目の行き届く規模の行政で生活改善や個々人への環境の整備を期待しているようにも思います。
今後合併政令指定都市を考えていくためには、こうした分野のメリットを打ち出す必要があるのかもしれません。

今回の結果でも要望が高かったのは、環境や安全安心の分野でした。
環境については60歳代で最大になり、安心安全については子育て世代である30歳代で最大になります。

また、70歳代以上では少しずれますが、20~60歳代においては、政令指定都市化を支持するカーブと柱⑦の持続的なスリムで開かれた行政が同じようなカーブを開き、しかもかなり高い位置にあります。
行政改革と財政の改善は、市民感覚としても意識は高く、むしろこうしたことが合併政令市化のメリットとして具体的に示せると、認識上がってくるのではないかとも思います。

また、個人的には、生産年齢人口の中心である40代が最も産業の創造を希望していないというのが、この地域の面白さのようにも感じます。

こうしてみると、比較的、市民のみなさまの評価は、私の思い描いているものと近く、思い描いているビジョンや政策などとそれほどずれはないのかなという認識にもなりました。

今回は、短時間でまとめたものなので、大したものではありませんが、今後もなにかとデータが出てきたら、色々ブログに書いてみようと思います。