政治家の“成績表”に議員からクレーム。

先日から市内のみなさまにお配りしている「政治家の“成績表”」に書いたことに、一部の議員から指摘があったので、そのことに対してコメントしておきます。

今回、私が「政治家の“成績表”」と題して書いたのは、4年前の市川市議会議員選挙において、市民のみなさまに対してどういう公約を持ってお約束をさせて頂いたのか、また、その約束はどれだけ達成されたのかを示す必要があるのではないかと考えたからです。

選挙の際に多くの政治家、候補者たちは、抽象的な想いや政策を訴えます。
しかし、実際にその公約がどれだけ実現されたのかは、有権者には、あまり見えてきません。

先日のブログでも書きましたが、一方で有権者である市民のみなさまは、「何で判断していいのか分からない」「良い候補がいない」と投票に行かない人が増えています。
こうした状況の中で、一つの材料として、実現できそうな公約である、財源や期限など数値目標と手法を示したマニフェストがあり、もう一方で、こうした政策がどれだけ実現できたのかを示すものがあれば、少しは選択の判断基準になるのではないかと思うのです。

今回、私が書いたのは、「4年前の公約」それに対して①「私が質問をしたり提案したりしたことで反映されたこと」、②「実現はされていないけれども、私が働きかけたこと」、③「結果的に市が進んだこと」などを書いたものです。

予算要望で多数の政策を書き並べただけで、それが実現したという政治家もいますが、その辺は、個々の判断だとは思います。
私は、多くの議員がすでに道筋を作ったところに相乗りのように質問したことで、「自分がやった」ということには、疑問を感じます。
少なくとも、私の場合は、一般質問や議案質疑などで実際に質問し、私が最初に提案したもしくは、私の提案で市が考え方を変えたことを挙げています。

具体的に指摘されたところについて書いておきます。
一つ目は、「政令指定都市化」についてです。
政令指定都市化については、以前からこうしたことを提案する議員はいました。
ただ、雲をつかむような話をしていることと、実際にそのことの検討が始まるなど動きが起こってくることとでは、状況が大きく異なります。
実際に、市長が前向きな答弁に変わったのは、保守系議員の質問の際でしたが、その前に、何度となくこの政令指定都市に対して、私が質問してきた経緯があります。
まったく動きがなかった中、今期最初に私が質問した後、施政方針に政令指定都市の検討が載ったことも、政令指定都市検討議員懇話会ができ、動き始めたのも事実です。
昨日の代表者会議では、以前から政令指定都市の質問をしていて、市長答弁を引き出した保守系議員が「私の質問の際に市長が・・・答弁し」みたいなことを言ったことも問題視されたようですが、個人的には、この議員の仕事も事実であり、発言になんら問題はないと思います。
議員には「大きな成果は、独り占めするな」的なところがあるようですが、だったら、自分たちもそういう仕事をすれば良いのにと思ったりします。

二つ目は、「コミュニティスクール」についてです。
市川市では、現在、ナーチャリングコミュニティをやっており、これが以前は、コミュニティスクールという同名の政策だったことで、議員の皆さんは「市川では昔からコミュニティスクールをやっている」となっているようです。
しかし、文面にも「文科省の勧める」とあるように、私の言っている「コミュニティスクール」と市川市のやっていた政策とでは大きく異なります。
このことは、一般質問でも触れましたが、教育長も理解をしていないようでした。
文科省のHPから引用すると、「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)について」と題して、「平成16年9月から、新しい公立学校運営の仕組みとしコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)が導入されました。コミュニティ・スクールは、保護者や地域の皆さんの声を学校運営に直接反映させ、保護者・地域・学校・教育委員会が一体となってより良い学校を作り上げていくことを目指すものです。コミュニティ・スクールの設置については、保護者や地域の皆さんの意向やニーズを踏まえて、学校を設置する教育委員会が決定します。」とあります。
つまり、学校運営の主体を学校運営協議会にするというもので、学校運営の主体は教育委員会であり、学校や地域、保護者から参考までに意見を聞くだけというものとも、地域や保護者のみなさまの力を活用しますというだけものとも本質的に異なります。
この私の言うコミュニティスクールは、現在、全国で50校に広がっていますが、市川市では未だ実現していません。
今期も質問提案してきましたが、いち早く導入してもらいたいと思うところです。

次に、「一般質問と議案質疑」についてです。
今期の一般質問を4年間毎回の16回質問した議員は8人。
この8人が一般質問回数1位であり、全議員の平均質問回数は11.5回。
平均以下が17人。
一度も質問しなかった議員が1人です。
今期の議案質疑については、40回以上質疑に立ったのは4人。
20回~30回が6人。
11回以下が32人。
その内、10人が0回です。
他議員の質問回数まで触れるのもどうかと思いましたが、こうした状況の中で、私は、議員の本分は、議案質疑による行政チェックと、一般質問による政策提言であると考え、徹底的にやってきました。
もちろん回数だけではなく、むしろ中身が重要な訳ですが、中身の比較は主観が入ってしまうので、市民のみなさまにとって、客観的に数値で比較できるデータにはなるのではないかと思っています。

それから、議会の一問一答方式の導入についても記載しましたが、議会改革については、一般質問や議案質疑で行うことではなく、会派(フォーラム市川)として提案したことを補足しておきます。

こうしたことの指摘をするぐらいであれば、先ほど書きました行徳富士の不法残土の問題についての議会に対する報告の遅さなどを問題にしてもらいたいとも思います。