雑誌「AERA」の取材受ける!

昨日は、雑誌AERAの取材を受けました。
若い世代の政治家を増やしていくことの意義についてという話でした。

先日のコミックバンチのコラムにも、
「若い世代は今後の人生設計を30年位の単位で考えます。街のことも同じです。しかしながら今の政治はいじめの問題が出たらいじめの問題、ごみの問題が出たらごみの問題など話題にばかり振り回されるケースが多いのです。場当たり的に対処するのではなく、もっと長い期間でこの街や将来の政治のビジョンを考え、そのためにこの1年で何をすべきかということを考えるべきだと思います。国、地方ともに、そういう長い期間で物事を考えることが得意なのはこれからの人生がまだまだ長い、私たち若い世代だと思います。」
と書きましたが、長期的展望を持って、政治を行うという意味では、若い政治家が増えるメリットがあると思います。

また、私は、日頃から当事者性の重要性をお話しています。
私自身、高校時代は、高校生として「高校生の自治や権利」などの活動、大学時代は、「選挙権年齢の引き下げや若者の政治参加」を求める活動など、常に当事者性をもって活動してきました。
例えば、今私が、中学生、小学生、幼稚園児、乳児と4人の子育てを行っていることもまさに当事者性であり、世代としても、子育てや教育というのは大きなテーマだと思いますし、国政レベルで話をすれば、年金などの世代間格差の問題や、アルゴアの映画「不都合な真実」などで話題になっている環境問題や、場当たり的にその場しのぎに借金を膨らます財政問題などに対して、訴えていくのも、私たち世代だからこそできることだとも思っています。
また、ニートやフリーターの問題など、雇用や労働環境の改善についても、言わば当時者世代の問題であり、先日もブログで書きました「職能給」を「職務給」になどということも、世代の政策でもあり、こうしたことは、既存の社会システムの中で、負担が集中していたり、問題を感じる世代だからこそ対応していける当事者なのではないかと思っています。

政治の世界は、新規参入を閉ざしたクローズな世界でもあります。
政治と金の問題など、癒着やシガラミの構造の中で、政治家の汚職の話題は、一向になくならず、「政治家の常識」が「世間の非常識」であることや、「世間の常識」が政治の世界では通じないことを目の当たりにしてきました。
そういう意味では、いわゆる「普通の感覚」を持った議員を増やすことで、「健全化」させることの意味は大きいと思っています。
雑誌「ON!」の中で、日本一の選挙プランナーである三浦博史さんを塾長に、「そうだ、選挙に出よう!塾」という選挙塾が開かれ、塾生がこの4月に行われる統一地方選挙をめざす様子や、それをアドバイスする選挙コンサルや政治家、大学教授などの講師陣からのアドバイスなどがそのまま雑誌に掲載することで、選挙ノウハウを幅広い人が共有し、政治の世界の新規参入の敷居を低くしようという実践が行われています。
この選挙塾の講師陣には、中田宏 横浜市長など大物、著作人が並ぶ中、私も講師として、研修に参加しました。
市場原理においては、競争が活発になれば活発になるほど、レベルが上がるため、そういう意味では、議員の質を上げる効果もあればとも思います。

ただ一方で、若い議員が増えればそれで良いのかというと、そうとも思いません。
私は、全国超党派若手議員300人の会である「全国若手市議会議員の会」で会長を務める中で、政党によらず、志を持ち今の政治や社会の問題を本気で変えようという同士たちがいます。
一方で、「なんで政治家になりたかったのだろうか」と思う若手の議員も数多くいます。
若手の議員が増え、敷居が下がれば、その分「就職先」として政治家になろうという人も増えてきます。
中には「政治家になったら○○をします!」ということを言う人もいますが、NPOなどで、自らの持ち出しで活動してきた身からすれば、何かしてから政治家になるべきではないかとも思ったりもします。
「大事なのは、何がしたくて議員になるか」だということは、落としてはいけないことだと思います。

政治の世界が、他の世界と極端に異なるのは、「政治家の質」と「選挙で評価される」ものが異なるということです。
そのため、先ほど市場原理の中で競争が激しくなれば、質が上がるということが、必ずしも反映されない側面もあります。
議会での活動、立法府としての政策提言など議員提案、北海道夕張市の財政破綻から、新聞などでも「予算書の読めない議員」などと言われていますが、行政に対するチェック機能を果たしているのかなど、本来的な議員の役割が評価されないことが多々あります。
こうしたことがしっかりと評価される指標や、情報がいきわたる仕組みをつくっていくことも必要だと思います。

しがらみのない若い議員を増やすということには、大きな意味があると思いながら、一方で、若ければ良いのではなく、これまでの政治家では出し切れない、本来議員に求められている能力を併せ持った若手議員が増えることを期待しており、会長を務める全国若手市議会議員の会でも「新人の公募」や「全国一斉条例政策提案計画」などその仕組みを様々な形で仕掛けているところでもあります。
今後も注目して頂ければと思います。