生活実感からの子育て政策

一昨日、30×30会議という30歳30人によるタウンミーティングに参加したことをブログでも触れました。
テーマだった「小児医療・子供の健康の分野における重点政策」にいくつものアイデアが出ました。
「子どもが病気になって困ったこと」の質問に上がった意見で一番多かったのは「小児科」そのものについてでした。
「待ち時間が長く半日つぶれる」という声が多かった他、「急病診遠い」「夜間診療の受付が9時まで」「夜間急病診小児科常駐していない」「急病診どこか分からない」「よい病院が分からない」とどんどん意見が上がりました。
サービスの質という問題もありますが、情報不足の側面も大きいようでした。
中には、「病院に行くタイミング判断に悩む」というものもありました。
次に多かったのは、「仕事」についてでした。
親、とくにお母さんの仕事は、子どもの健康には左右されるもので、出張や重要な会議の日には、祈るというのもうなずけました。
また、「近くに頼れる人がいない、預けられる人がいない」といった、行政サービスでない部分に問題を感じているケースもあります。
また、「子どもが感染病の場合などの場合、長期欠勤になった」という声も苦労が実体験として伝わってきました。
次に多かったのが、「幼稚園・保育園」について。
「幼稚園から迎えに来るよう言われる」「保育園に行ったら悪化した」「保育園に連れて行けない」などということは、必ず皆さんが体感していることのようです。
「病後児保育が不足」という具体的な指摘もありましたが、逆に、親のケアの部分でのサポートを希望する声も多くありました。
「ファミリーサポート予約制で突然のフォロー無理」といった具体的な行政サービスの問題点の指摘もあり、「家族内で連鎖する かぜの持ち回り」「子供3人にシッター3人のケースもあった」とか、「病院行く際の他の兄弟に手が回らない」「預けるにも複数の子を預かってくれる所がない」という声もあり、複数子どもがいることで起こる問題の指摘もありました。
こうした声は、まさに生活実感からくる生の声なのだと思います。

また、その後のグループディスカッションでは、参加した「仕事」カテゴリーのグループでは、いくつものアイデアが、議論の中でどんどんブラッシュアップしていきました。
先日、変えなきゃ議会!と議会改革の必要性を訴えるフォーラムに参加した際に、議論する議会をと言っていましたが、今日の議論のレベルを見て、あらためて議論のまったくない議会を何とかしなくてはとも思ったりしました。

今回議論から出てきたアイデアをいくつか紹介すると、「日頃から世話をしてくれる年配の方との交流からネットワークをつくる」「ワーキングマザーと専業主婦の連携」「学校や託児所に小児科」「会社自体が子育てに理解できるよう、育児対策している企業を行政が入札などでポイントで優遇」「学校の放課後開放」「病気の時に預けられる保育園、放課後保育クラブをつくる」「子育て応援券 子育てバウチャー」「子どもを預けられるNPO・行政施設等の情報整理」「行政サービスや子育て情報の専門知識を持つアドバザー設置」「地域コミュニティ(町内会)の整備」などのアイデアが出ました。
日々のルーチンワークでいっぱいいっぱいで、企画まで手が回らない、職員の変わりに、こうした子育てを実践している当事者のアイデアや知識をそのまま次世代育成企画室にでもしたらと思うような良い会議でした。
メンバーの質と言うこともあるのかもしれませんが、市川でも当事者の声を活用する仕組みを考えて行くべきではないでしょうか。