みなさまの借金。

日本の今の借金がどのような状況になっているかご存知でしょうか。

国債残高は、およそ600兆円。
その以外を含む日本全体の借金総額は、およそ1,000兆円。
と言われています。

国民の皆さま一人当たりにすると、国債残高が約500万円。
借金総額が約800万円ということになります。
働いている皆さまはもちろんですが、高齢者の皆さまも、子どもたち、赤ちゃんまでが、産まれてきた時すでに約800万円の借金があるということになります。

昨年末に出された、財務省の「国債及び借入金並びに政府保証債務残高(平成18年9月末現在)」では、
普通国債約533兆を含む内国債は約675兆円、6月から3ヶ月で6兆円増えています。
これに借入金、政府短期証券を含む合計額は、約828兆円。
こうした財政状況は、決して皆さまの不安を煽っているわけではなく、財務省の公式な発表でこの数字だということを切実に考えていかなければなりません。

日本の予算は、約80兆円。
税収は、その半分のおよそ40兆円。
財政構造だけでも毎年40兆円の借金が増え、膨大な利子は、雪だるま式に増えていきます。

こうした、財政の危機的状況については、深刻な問題だと、メディアにも取り上げられることがありますが、数字が大き過ぎて深刻さが分からなかったり、その深刻さにリアリティがなかったりする方が多いのではないかと思います。
中には、ずっと前からそういう構造だったという理解の方も多いはずです。

しかし、普通国債の残高の推移をあらためて見ると、印象も変わります。
40代の方が生まれた昭和40年には普通国債残高は0.2兆円(2千億円)しかありませんでした。
30代の方が生まれた昭和50年に15.0兆円。
私の生まれた昭和51年でも22.1兆円。
そこから一時借金が膨らみ、昭和60年に134.4兆円となりますが、平成4年の178.4兆円までは、緩やかな伸びに変わります。
この時点でも、膨大な借金ではありますが、現状の破滅的な借金の状況は、むしろこの後につくられていくことになります。
平成6年に206.5兆円と、普通国債の残高がはじめて200兆円を超えると、そこからは毎年ほぼ20兆円ずつ上積み、平成10年からは毎年30兆円ずつ上積みし、財投債残高を含むとこの10年間でおよそ3倍、400兆円も増えているということを突きつけられます。

国政においては、あたかも借金を膨らまさなければ成り立たないような議論ばかりですが、この10年で膨らませてきた借金をこのまま膨らませば破綻することは明らかです。
むしろこの10年間これだけ借金をつくらなければ本当に成り立たなかったのでしょうか。

この現状のその場の予算を作るための借金は、無責任以外の何者でもなく、この借金編成の負担がかかる将来世代との間には、大きな世代の問題として横たわります。

少なくとも将来を担う私たち世代と、将来の子どもや孫を憂う心ある国民の皆さまは、真正面からこの問題に向き合い、真剣に声を上げて行かなければなりません。

夕張市が破綻することを多くの方が、破綻して初めて知ったように、いつの日か国が破綻して初めて気づくということのないように、今すぐに動いて行かなければなりません。