泉佐野市を視察 医療問題を考える

日が変わって昨日は、泉佐野市に視察に行って来ました。
視察をしたのは、りんくう総合医療センターの市立泉佐野病院、市立泉佐野病院感染症センター、大阪府立泉州救命救急センター。
6月議会、9月議会と一般質問で医療問題について触れましたが、医療というのは、市民の皆さまの関心が非常に高い分野にも関わらず、専門性が高く、敷居が高いと思われがちなのか、議会の中でいまひとつ取り上げられる機械が少ないのが現実です。
質問が少ないとどうしてもチェックが甘くなりがちであり、そういう意味でも医療問題については、一度全般のチェックをする必要を強く感じています。
この日特に関心を持ったのが、感染症センターでした。
今回視察した市立泉佐野病院感染症センターは、国内初の特定感染症指定医療機関であり、’94年に泉佐野市の沖合いに関西国際空港がオープンしたことによる感染症の進入防止対策と、市立泉佐野病院の新築移転計画の中で、従来の伝染病病棟をエボラ出血熱や肺ペストなどにも対応できる特定感染症センターとして作られたのは、’99年に感染症新法が施行される5年も前だったそうです。
その後、鳥インフルエンザ、SARSなどの危険が高まると、その重要性に一躍注目が集まりました。
そういった意味でも、必要性に先立った先見の明のある施設と言えるのではないかと思います。
病棟は陰圧制御の構造である他、ベットなどの消毒に使うエチレンオキサイドガス装置機や蒸気滅菌器なども設置してありました。
国際空港と隣接しているという立地条件があるものの、全国のモデル施設であることは間違いありません。
第一種感染症指定医療機関でさえ、全国に25医療機関しかなく、特定感染症指定医療機関に関しては、3医療機関しかありません。
そういう意味では、感染症が全国的に広がった場合、対応しきれるのか不安も感じました。
ちなみに、残りの2施設は、千葉県の成田赤十字病院と、東京都の国立国際医療センター。
そういう意味では、市川市は比較的運の良い立地条件かもしれません。
また、この日は、救命救急の現地も視察ができました。
一般質問でも、3次救急の話をしましたが、あらためて市川市においての必要性を強く感じました。
また、視察後には、「自治体病院の苦悩と今後」と題して、今回視察したりんくう総合医療センターの責任者でもある岸野文一郎氏を講師に研修も受けてきました。
自治体病院の現場に携わる方から、率直に今の自治体病院の課題や、行政の対応の課題など、率直に話が聞けたのは、本当に良い勉強になりました。
医療問題の場合、これまで、医師会の話を聞いても、病院の話を聞いても、自治体の話を聞いても、どれも自分の立場の話が多く、フラットに医療問題の課題を議論できていなかったので、今回の話は、かなり踏み込んだ話が多く、今後の医療問題への対応にずいぶん意味のある話が聞けました。
医療問題については、行政対応だけでは仕切れないことが多く、今後も市川に帰ったら、各種医療関係者とも話をしていきたいと思っています。