市川の医療問題とこれから・・・

今日の一般質問の大きく2点目は、「病院医療問題について」でした。
すでに、このブログをお読みの皆さまには、これまでの経緯をご報告していますが、そうした背景をもつ中で、今後どうして行くのかという視点で質問しました。
国立精神・神経センター国府台病院(通称:国府台病院)の今後の方向性として、厚生労働省発表では、今回移譲先団体の決定を見送る理由として、「国立高度専門医療センターの独立行政法人化」と「公共調達の適正化に向けた取組」を上げています。
こうした、一連の流れの中で、引き続き国府台病院が国立高度専門医療センターとして運営していくこととなったわけですが、これを受けて、国府台病院の委員長は、前後略しますが、「これまでどおり国立精神・神経医療センターとして担ってきた診療機関とともに国府台地区の地域の総合病院としての機能も確保してまいります。」とコメントしています。
また、市川市からも、8月9日付で、厚生労働省医政局長宛に、「1.本市からのこれまでの要望をふまえ、病院機能を将来にわたって継続すること。また、現在、外来診療を休診している科目についての診療体制の確保及び救急医療体制を強化すること。
2.病院敷地の一部を道路・公共施設用地として譲渡する件については、病院移譲とは切り離し、早急に対応すること。」の2点をできる限り早期に明確化されるよう要望しています。
また、8月23日付で、国立精神・神経センター国府台病院病院長宛に、診療を休止している小児科、産婦人科の一日も早い外来診療の再開と、これまで同様の診療機能の確保を要望しています。
市川市側からすれば想定外の事態が起こった中で、こうして要望という形で対応したことについては、評価しますが、その内容の少なさに寂しさも感じます。
確かに、こうした事態が起こった際に、真っ先に考えなえればならないのは、この病院に入院、通院されている皆さまのことです。
市としては、地域医療の役割が継続して行われる環境の確保を優先するのは分かります。
また、今回の一連の事業の中では、道路用地の譲渡を受け、隣接する道の拡幅を行うことも、市にとっては、期待していた部分が大きいことも分かります。
しかし、今回の想定外の結論は、国側のいわば不手際によって生じたことであり、そういう意味では、市川市は被害者です。
そうした状況を考えれば、もっと積極的に国に要望を突きつけることもできるのではないかと思うのです。
6月議会でも、医療全般の計画を立てるに当たって、市の抱える医療課題、不足する医療機関、現状の医療施設の目標値と具体的な効果、そして、将来的な市川市の医療行政のあるべきビジョンについて、明確にする必要性を訴えました。
医療行政については、他の政策と多少異なり、行政の政策によるという部分ももちろんあるが、医療先進市を探してみると、大病院があったりするなど、民間の病院に依存しているところも大きい。
このことを考えると、6月議会で具体的な課題として3次救急の問題や、NICUの問題なども含め、市川の医療環境を抜本的に改善するためには、大病院の誘致しかないのかもしれません。
ただ、病院誘致には、莫大なお金がかかる。
こうした中で、今回の国府台病院の後継医療の問題は、逆に白紙撤回になりながら、近い将来には、後継医療期間を探さなければならないという状況であり、市がビジョンをつくり、市にとってもっとも利益の大きい形での解決が図れる絶好の機会でもあります。
ブログで書いたように、すでにトレンドではない上、市の赤字を増やすことになるのでお勧めできませんが、市営の大病院をつくることも方法かもしれないし、優良大病院を誘致する必要があるかもしれません。
道路を挟んでキャンバスを持つ医科歯科大の病院を誘致すれば学園都市への付加なども付きます。
こうした、市全体の医療計画をしっかりつくった上での、中長期的取組が必要なのではないかと思うのです。
今日もあらためてこの点について、指摘をしましたが、どうも理事者側とはズレがあるような気がします。
また、国府台病院においては短期的な問題として、施設の修繕など老朽化した建物等の整備の問題もあります。
短期的対応と長期的対応。
場当たり的な対応ではなく、ビジョンと計画性を持って、市民利益を追求してもらいたいと思います。