コメントありがとうございます♪

■「さなはら」さん。
コメントありがとうございます。
IT周辺の市川の現状と私の考えについてお話したいと思います。
□ITより優先すべきものがある。
まず、ITより優先順位が高いものがあるのではないかという話です。
さなはらさんは、情報公開条例の整備を上げていましたが、予算ということを考えれば、情報周辺の政策に限らず、何が一番今必要なのかということを考えなければいけません。
最近は、受益者負担という言葉を用いながら、利用者などに負担を負わせる傾向にあります。
介護や福祉においてもその傾向は強く、とくに社会的弱者である高齢者、障がい者、子どもなどに対する福祉の問題などは、もう少し考えていく必要があるように思います。
また、教育なども含め、現状に対する対応ももちろんですが、将来に対する投資も必要なのではないかとも思います。
何をということは、今後議論が必要でしょうが、ITありきという考え方ではいけないような気がします。
情報公開という話にも触れておくと、一時期情報公開の制度をつくる流行がありました。
ただ、情報公開もこれまでは、行政側の公文書を公開するという程度のものが多く、簡単に言えば、請求があったらその書類は出しますよ程度のものだったのが現状です。
しかし、実際問題市民の皆さまには、書類だけでは分からない部分も多く、また、それを調べるだけの時間的余裕もないのが現状ではないかと思うのです。
個人的には、将来、市民の皆さまが行政に関心を持ったり、問題を感じた際には、市民レベルで行政チェックができるシステムが必要だと思っています。
そういう意味では、行政内の資料を指摘があったら公開するというものから、ワンランク前進して、アカウンタビリティ、つまり、行政の現状や論点について分かりやすく説明責任を果たすというものまで持っていかなければならないのではないかと思っています。
また、行政評価においても、同様にその政策が何のためのものので、どうなったら成功なのかが分かるアウトカム設定による管理とその公表の必要性も強く感じています。

□ITの活用とはどういうものか
個人的には、ITを否定しているわけではなく、むしろ将来的には必ず必要になってくると思っています。
ただ、現実として、「市川がIT先進自治体なのは有名」ですが、市民の皆さまは、ITによる具体的な恩恵を受けられていますか。
そこに、大きな問題を感じます。
IT先進市というイメージは、市の広報や、外からの評価、マスコミの報道によって作られているもので、市民の皆さまの実感から来ているものではありません。
先日からオンラインシステム、住基カードなどITに関係している議案に対しても質問して来ましたが、市川のIT施策はどうも市民本位で考えられているような気がしません。
例えば、オンラインシステム。
大事なのは、時間的、物理的に市役所に行きづらい方々にとって、自宅から24時間365日オンラインでサービスが受けられるということで、それは魅力的なことであり、ニーズもあるのではないかと思います。
しかし、今回の議案を見ても、新たなサービスは、申請はできるけど、結局取りには行かなければいけないというものです。
それでは、市民にとってオンラインのメリットがほとんどありません。
また、住基カードにおいてもそうですが、市民が一番メリットとなるサービスということより、今すぐできて、IT先進市というブランドにつながるように実績をつくりたいという面が強いように感じるのです。
IT活用においては、今後、むしろディタルディバイドのある高齢者や障がい者の方々などこそ利用価値が高いものを作り上げる必要を感じます。
こうしたこともしっかり考えていかなければならないでしょう。
市川は、ITセキュリティレベルが高い都市としても評価をされています。
しかし、セキュリティでは市民の皆さまはサービスの向上を体感できません。
そのセキュリティの上にどんなサービスができるかという段階まで来て、初めてセキュリティの意味があります。
コストと労力の軽減についても、IT活用によって将来的に削減が見込めると言っても、削減までつながるまでは、実質行革にもなっていません。
市川の場合、メインの何をするという部分まで行かない基盤整備にとどまっているところにも問題を感じます。
ITの基盤整備には莫大な費用がかかることもしばしばです。
また、開発スピードが速く、すぐに新しいものより良いものが出てくるのも特徴です。
本質の何をするということができて、そこまで一気につくれる段階に来てから一気に手がけた方が良いのではないかと思うのです。

□都市ブランドへの貢献
今後、地方分権化が進めば、市町村競争も起こり、これまで以上に都市ブランドということは大切になってくると思っています。
IT先進市ということが都市ブランドだと言う方もいますが、都市ブランドだと言うには、そのブランドの目的、効果を具体的に示す必要があります。
確かに、IT先進市として他市からの視察はいくつもあります。
ITブランドをつくることで、市川に住みたいと思う人が増えていたり、ITに関心が強い市民が増えていたり、具体的な効果は生まれているのでしょうか。
都市ブランドをつくることで、自治体やそこに住む市民の皆さまにとってどういうメリットがあるのかという目的、また、市川なら市川のブランドを何にするのかという方向性も考えなければいけません。
市川は、これまで、文教都市と言われてきました。
都市部でありながら自然環境に恵まれ、文化と伝統を持ち、教育環境に優れた都市とイメージではないかと思います。
IT先進市というブランドが本当に良いのかも考えなければいけません。