学校の統廃合を考える・・・

昨夜は、市川教育会館で行われた「市川北高校・市川西高校をなくさないで ―みんなで考えよう―」という会に参加しました。
千葉県が、学校の統合案の中で、市川北高校と西高校を統合すると発表したため、両校の関係者などが、撤回を求めて働きかけているという状況があります。
県立高校の問題は、県の問題であり直接は市のマターと言うことではありませんが、市川の教育環境における県立高の持つ役割もあり、文教都市としてこうした問題をどう捉えているのかを今議会の中でも一般質問で触れようと思っています。
今日の会は、パネルディスカッションで行われ、パネラーには、教員、保護者、OBとともに県職員も来て、状況と経緯の報告と、質疑応答による意見交換が行われました。
県の経過説明では、7月19日に案を発表。
定例の教育委員会会議で案として公表したいと会議にかけ、了承を得たので公表したとのことでした。
案のもとは、7月10日に起案したものを教育長まで捺印。
10日の直前までは、固まっていなかったと説明していました。
今回の統合案の背景は、あくまでも小さくなり過ぎた学校よりは、6クラス規模の方が良いという教育的配慮からだとしきりに言っていました。

再編計画の中で、一昔前から全日校の配置 学校の配置の中で、「生徒数の減少が著しい学校はもちろん都市部においても学校規模が縮小しているところにおいては必要に応じて統廃合必要」としており、急に出したものではないこともしきりに説明していました。
県の捉え方では、生徒数のピークは平成元年で、18年現在では当時の55%程度になっており、県全体としては減っていく状況にあると言います。
一方で学校数は、135校あったものが、90%しか減っていないなどと説明しました。
現状、44校で1学年4クラスになっており、4クラスだと芸術の先生2.3人になってしまう。
これが、6クラスだと3.3人となり芸術教科も4人揃うほか、現代文、古文の専門家がいたり、部活動もとフルで揃うことから6学級から8学級ぐらいがが望ましいと言います。
一方で、反対派の方々は、市川のような都市部においては、現実に生徒の数が増えてくる。
2006年から2014年までには2000人増える。
と言うことを指摘するも市川を含む第2学区でもクラス数を1つずつ増やせば十分対応できるとしている。
県としては平均して7クラス。実際には、6~8クラスということにする予定だと説明していました。
現状は、都市部においては微増であるが、少子化の流れは止められないので、いずれは減るとしていました。
統廃合というと財政面でのことと考えますが、県はこのことは否定し、教育的配慮からという部分にこだわっていました。。
県の県立高等学校再編計画第3期実施プログラム案(要旨)では、市川西高校と北高校は23年度に統合し、現在の市川西高校の校舎を使用することになっており、普通科として、単位制の導入等により、進学指導に重点的に取り組む学校を目指すことを案としています。
統合後の学校のイメージについては、あくまで案の中の案であり、今後関係者とも話をしながら決めていきたいと言っていました。
しきりに、統合した方がより良い学校になるという抽象的な説明に、会場からの「より良い学校とは?」の質問には、「進路状況」「部活動」「生徒指導」を上げ、現在、4年生大学・短大への進学率が、北校39.9% 西校36.6%であることを指摘し上げると言ったところ大反発を受けていました。
今日の会合では、県職員の説明のあまりのお粗末さ。
日記でもこの日の議会の市の職員との質疑応答について載せましたが、市川市の職員のレベルと比べると、話にならないようなレベルでした。
政策判断の前提として、状況の把握が必要であり、今回のような学校の統廃合であれば、これからの公立校の役割やあり方、適正規模や適正配置はどういうものなのか、めざす学校像など、しっかりとしたビジョンとその根拠となったデータやロジックを示さなければなりません。
今日の話を聞いている限りでは、県はまったく中身もなく、理論的なこともないまま走ってしまっている印象です。
公立校の選択者は55%というのが現状ですが、公立校の役割を考え、今後、公教育の建て直しということになれば、この数字も変わってきます。
学校規模についても教員配置の問題がありましたが、教育環境を取り巻くものはもっと多様であり、これだけでは判断できません。
少人数学級の問題など、不確定要素もあります。
個人的には特色ある学校運営の必要性を唱えており、そうなれば学校ごとに規模も変わってきます。
学校配置も、県内でどういう配置にするのか、県として私立とどう連携していくのかという問題もあります。
あまりにもお粗末な内容に、議論しようという段階ではなく、ただただあきれるばかりです。
都市部においては、現状、生徒数は微増であり、今後10年は現水準で以降ということは県職員も認識していました。
だったら、なぜ今行わなければいけないのでしょうか。
政治的にどういう力が働いているのか分かりませんが、少なくとも今日の説明では、まともな議論をすればどうやったってこのまま通るとは思えません。
ただ、私自身はその決定に参加できるわけではないので、市としてはどういう対応があるのかということを考えて対応していきたいと思います。